人はこの種のアプリに、誰にも言っていないことを話します。それは製品が意図どおりに働いて いる証拠であり、だからこそそのテキストの扱いには、事件の報道が出てからではなく最初の メッセージの前に十分だけ目を向ける価値があります。
まず一つはっきりさせておくこと
ここでエンドツーエンド暗号化は成立しません。 コンパニオンアプリが返事をするには、 サーバーがあなたの書いた内容を読まなければなりません。会話のエンドツーエンド暗号化を うたうアプリは、通信路の暗号化を紛らわしい言葉で説明しているか、チャット以外の何かを 説明しているかのどちらかです。
これは不祥事ではなく構造です。意味のある問いは暗号ではなく、保存期間と閲覧権限のほうに あるということです。
確認1:チャット以外に何が集められるか
メッセージは自明です。それ以外はそうではありません。
- アカウント情報。メインとは別のメールアドレスで登録できるかどうか。
- 決済記録。このカテゴリでは最も機微なメタデータです。カード明細の表記は、どんな情報 漏えいよりも多くの人を意図せず露出させてきました。
- 端末と利用の記録。いつ開いてどれだけ使ったかを含みます。
- 生成した画像。保存したかどうかに関わらず、相手のサーバーに残ります。
確認2:モデルの学習に使われるか
プライバシーポリシーの中で「サービスの改善」や「学習」という語を探してください。そのうえ で設定に拒否の項目があるかを見ます。
実務上は三段階あります。利用者のコンテンツを学習に使わない。拒否できる形で使う。そして 見える形の制御がないまま使う。どれも受け入れ可能でありえますが、自分がどれに属している か分からない状態は別です。
確認3:保存と削除
ポリシーの文章がしばしば混ぜてしまう、別々の二つの問いです。
保存はアカウントが有効なあいだ、内容がどれだけ残るか。削除は消してほしいと頼んだとき に何が起きるか。会話の削除請求には応じつつ、生成画像、請求記録、バックアップはより長い 周期で保持する、ということは十分にありえますし、それが適法であってもあなたの想定とは 違うかもしれません。
詳細はアカウントの削除にまとめています。
確認4:実際にどんな権利があるか
日本では個人情報保護法により、事業者が保有する自分の個人データについて開示を求め、 利用停止や消去を請求できます。国外の事業者でも、日本の利用者に向けてサービスを提供して いる場合は同法の対象になります。
実務上の分かれ目は権利の有無ではありません。権利はあります。分かれ目は、アプリが操作 画面のボタンを用意しているか、それとも問い合わせ先に書いて待たせるかです。その差が、 その会社があなたをどう見ているかを教えてくれます。
費用ゼロ、五分の初期設定
専用のメールアドレスを使う。二か月目が来る前にカード明細の表記を確認する。学習の拒否 設定があれば切る。そして早いうちに一度だけ決めておく。保存されるサービスに何は打ち込ま ないのか — 勤務先の名前、住所、そして自分のチャットログに載ることに同意していない第三者 に関すること。
ReplikaとNomiは、当サイトのランキングの中で この種の記録を数週間ではなく数年分ためていく可能性が最も高い二つです。継続性のために作ら れているからであり、だからこそその五分はここでより価値を持ちます。